撮影・編集について

自分でセットしたカメラで自分の新技を撮影し、自分の創った楽曲をBGMに入れた映像クリップを自分で編集し、これを自分で観てニタニタしています。

総自研的_自分主役の映像クリップ作成

自分撮りする利点

ビデオ撮りは最近始めましたが、もっと早くからしておけばよかったと悔しくなるくらい効果的だと思います。フォームがコマ送り分析できますし、何より、 まぐれでも1回でもできた技は、撮ってさえいれば何度でも再生しますから、自分の中では完全な持ち技としてイメージ保存されます。これはすごく重要で、何せ「自分」がやってるわけですから、プロの映像観てイメージ トレーニングするよりは、遥かに効果的かと思います。以前できたはずの技が再現できないといった局面は、怪我に次いで新技へのチャレンジを閉ざす大きな障害となります。しかし、映像として残ってさえいれば、 再現性がとれない要因分析が可能で、体調管理に手を抜いていないのであれば、答えは必ずここにあるはずです(何が何でも加齢のせいにしない往生際の悪さが総自研推奨の思考回路)。逆に定量/定性分析できる遺留品が何も残っていなければ、、 薄れつつある感覚に頼るしかなくなり、終いには、加齢による体力低下のせいにして、業界推奨の”大人のスノースポーツスタイル”の顧客に仲間入りするか引退していくのがオチです。これはもちろん、 スノーボードに限った話ではありませんから、チャレンジし続ける方は絶対自分撮りするべきだと思います。また、いつ何時、イメージと身体操作感覚が同期するかわかりませんから、画角/構図云々よりは、 パフォーマンス中はひたすら撮り続けて編集時に拾い出す手法が総自研的撮影スタイルとなります。芸術撮影ではなく万引きをとっ捕まえるコンビニの防犯カメラ的です。こうして掻き集めた元絵からデジタル編集技術で無理やり 芸術作品に仕上げようという強引さも総自研的スタイルです。こうした撮影スタイルを続けていくと、新技をメイクする絵が欠乏してきますから、自ずとチャレンジする方向性に向かいます。既に撮影できている技は 欲しくなくなりますから、完成度やメイク率に拘るよりも、そこそこメイクできれば、より難易度の高い次なる技へ、となるわけです。要は、自分撮りは新技メイク中毒の加速ツールというわけです。

撮影

フォーム解析と成功イメージの脳内焼き付けがメインテーマなので撮影アングルは必然的にジブアイテムのリップ後方からの撮影になります。 ジブの場合、アプローチのラインどりからアイテムに合わせる瞬間までの先行動作/タイミング/横当て加減でほぼ勝負がつくとのことですから、どうしてもこのアングルが必須となります。観賞用映像の場合、下部からの撮影も多いように思いますが、 上記肝心な部分が見えないので総自研的には2カメ以上の設定時以外は不可です。そうした観賞用映像と違い、リップがしっかり映ってしまい、高さが”しょぼ”く見える不利益はありますが、逆に、自分のテイクオフの高さと アイテムとのマージンを正確に掴んでおくことは、特に、パフォーマンス中、アイテムとの距離感が目視しにくいハードウェイ系の技では安全管理上重要になります(サイドインの場合)。グラトリの場合は追い撮りがベストですが、撮影者に滑走&撮影スキルと、何より、 自分は映らないのに無駄に体力だけは消耗する行為を厭わない強力なボランティア精神が要請されます。琵琶湖バレイで最近、プロカメラマンが追い撮りしてくれるサービスが始まったように記憶していますが、 毎回撮影するには費用が現実的ではないように思われます。流れの中でメイクするのがグラトリの気持ち良さですが、映像に残して分析したい場合は、定点カメラにして、そこで技を仕掛けるというのが良いかもしれません。ジブの場合はアイテム の位置に合わせて定点セットできますが、当たり前ですが、滑走の邪魔にならないよう細心の注意を払ってセット位置を決定しましょう。一般的に思いもつかない角度からアプローチしたり、あり得ないような方向から板を廻してくるスタイルもあり得る というのがフリースタイルの真髄なので、こうしたパフォーマーの創造性に制限を加えるようなセッティングはスキー場が許しても総自研的には完全不可です。よって、実際には、ゲレンデ外からのズーム狙いが多くなると思います。また、 カメラを放置する形になるので、ハイクアップで同じアイテムを狙う場合はともかく、リフトを利用する場合は、カメラ盗難、突然の天候悪化に備えて、見渡せる程度の小規模のパークゲレンデか屋内ゲレンデでしか通用しない方法となります。 それ以外でも使える手法は現在模索中なので、考案したら追々紹介していくことにします。管理人使用カメラはSONY HDR-HR500です。旧式ですが、撮影オタクS氏から譲り受けた由緒ある品で、数回の落下にも耐え、結露に対する僅かな心配りで致命的なトラブルもなく、 順調にサポートしてくれるタフな相棒です。

録音

ジブのイメトレの場合は特に、音は物凄く重要な要素だと思います。試に、無音でビデオを観てみると良くわかるのですが、合わせの音(アイテムに乗せる瞬間の音)が在るのと無いのとでは 脳に到達するイメージが雲泥の差で、管理人の場合、生意気に超指向性コンデンサーマイク(モノラル)を2本使用し、ステレオ録音にしています。屋外ゲレンデで天候が芳しくないとき等は内臓マイクになりますが、プロ仕様のビデオカメラでない限り、内臓マイクの音質は、 各社、画質に比べて極端に低品質なことが多いので、外部マイク化は比較的手軽ながら有効なチューンナップだと思います。さて、管理人使用マイクはaudio-technica AT9944ですが、これを2本どうやってハンディーカムのステレオミニジャックに接続しているのか 不思議に思う撮影マニアの方もいるでしょう。ミキサーは使用せず、スマホのDJゲーム用ケーブルで対応しております。管理人は、GRIFFIN DJ cable PR2007を採用しています。AMAZONで2千円程度で販売されている代物ですが、耐久性は充分です。
下の紹介商品が、外部マイク関係の管理人使用機材です。audiotechnicaのオプションマイクホルダーはわざわざ買わなくても付属品で問題ないのでしょうが、追い撮りとかも想定すると防振ゴム仕様の方が良いのでは?と思い使ってます。スポーツバイクのウィンカーみたいにグニャグニャする感じで取り付けられます。また、下にも記載しましたが、ハンディーカムのアクティブインターフェースシューの場合は変換シューが必要となります(もちろん、ソニー以外カメラの方はこの儀式は必要ありません)。

audio-technica モノラルマイクロホン AT9944

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【日本正規代理店品】 GRIFFIN ケーブル DJ cable PR20007

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(注意!)ソニーハンディーカムの場合アクティブインターフェースシューというへんこな規格で、マイク等の一般的なアクセサリーを取り付ける際、変換シューというものが必要になります。これも、よくあるソニー製品の儀式のひとつなのですが、困ったことに純正品では直にマイク2本取り付けることは不可能です。そこで、管理人は調べに調べた挙句、右の商品にたどり着きました。おすすめです。5面接続で、シューの水平方向の向きが変えられます。他の変換シューと比べると高いんですが、金属製で堅牢な造りです。もちろんモノラル録音であれば、5面接続は必要ありません。

マイクについては、RODEのステレオタイプとかをよく一眼動画の方が使っておられますね。ショットガンタイプを2本使用した場合、アイテムを2つ以上画角に収めて、それぞれのマイクで狙ったりできるのが便利です。コンデンサーマイクのショットガンタイプはものによっては結構お高くなるので、レビューを参考にコスパの良さそうなイメージで選んでます。



もう少しマニアックなマイクを調べたいっていう方は、
この手の商品が得意なサウンドハウスで調べて下さい。
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(楽器とかDTM関係のマニアックな機材も扱っておられます。)

動画編集

新ページ⇓ ⇓ ⇓ 動画編集のテクニカルな説明は「動画編集シークエンス」のページで行っております。

動画編集シークエンス

編集に時間がかかり映像編集マニアに変容してしまうのも本末転倒なので、色々編集ソフトを下調べして、編集作業効率が良さそうなSony Creative Softwear社の MOVIE STUDIO PLUTINUM 12を編集ソフトに採用しています。編集ソフト単体で購入するよりDVD/Blu-rayオーサリングソフト、オーディオ編集ソフトがセットになったお得感のあるsuite版の方が編集ソフト単体販売より 売れているとのことですが、私はさらにACID Music Studio 9.0という楽曲作成ソフトのついたImagination studio4というsuite版を購入しました。このASIDというソフトは世界で一番簡単な楽曲作成ソフトといわれているのですが、 これはマジで本当です。空恐ろしいことに素人がそれらしい曲を簡単に創れてしまいます。また、簡単に創れるとはいっても、曲がりなりにも自分の曲なので、著作権フリー音源を購入し続けなくてもネットアップ用の映像背景曲は確保できます。 楽曲作成ソフトは初めてなので、ある程度出来るようになるまで多少時間はかかりましたが、慣れてしまえば短時間でどんどん創れます。スノーボードのパフォーマンス中やジムでの体調メンテナンス中に 音楽をよく聴きますが、最近は完全に自分の曲だけになりました。自分の創った映像とリンクするので集中しやすく一番盛り上がるからです。1回滑りに行く度に1分〜2分程度の自作曲入りビデオクリップを作成し、 スマホに入れて暇があれば観てニタニタしています。プロスポーツ観戦しか興味の無い一般的な感覚だとナルシストのキチガイのように映るのでしょうが、逆に、私からすると、プラチナゲームの特等席で2時間付き合えと云われても、 正直なところ、猛烈なストレスしか感じないと思います。他人が新しい技にトライしている姿を観ていても、自分がチャレンジしているわけではないのでアドレナリンがまるっきり出ないんです。

(昨年末にMOVIE STUDIO PLUTINUM 12 を激安販売していたソースネクストさんが、なんと、Sony Creative Products製品全般の国内販売およびサポートを開始することになったとのことで、その記念で、3月31日までの限定で新バージョンのMovie Studio 13 Suite等の大特価販売をするようです。これは→→→
Movie Studio 13 suiteで楽曲制作のAsid10、オーディオ編集のSound Forge 10の入ったパッケージ版で、その他Vegas13も大特価です。)

↑参考までに、昨年末のソースネクストさんの特価セールで購入したVEGAS PRO 12 で今冬季(2014-15)の動画を編集してみました。出だしの派手目の演出はフリー素材を提供してくれているNHKクリエイティブライブラリーから頂戴した映像素材をクロマキー処理した元絵に合成しています。このサンプル動画のように著作権者(NHK)の明示をすればダウンロード販売をする等の商業目的以外では自由にネットアップできるので便利ですよ。素材のクオリティーは高いですから…。
背景曲はASIDを使った自作曲ですので、結構面倒くさい音の著作権絡みの問題もこれでクリアできます。
ちなみに、動画編集のテクニカル的な解説ページでは Movie Studio Plutinum12 で解説しておりますが、操作方法、操作画面もVEGAS PRO 12 とほぼ同じですから、前者が使える方は後者も問題なく操作できると思います。今回のサンプル動画でも、Movie Studio に無い機能としてはエフェクトのグリントを使用しただけです。
また、今季の撮影条件の関係でジブアイテム下部からの撮影ばかりになってしまいましたが、「撮影」で述べたように、イメトレの効果からいけば出来ればリップ後方からの撮影がベストだと思います。途中、メイクしてるのか怪しいシーンもありますが、頑張って怪しくない(笑)ように編集しましょう。ここが正に編集の力で、失敗映像を見て反省することも大事ですが、出来るイメージを植え付けさせることも重要かと思います。

競泳選手をロープで引っ張って、未経験の高速感覚を無理やり体感させようとするイメトレに通底すると思います。
云わば洗脳技術の平和利用です。

      

楽曲作成

「編集」の部分でも触れましたが、ビデオクリップの背景音源を自作するようになってきました。編集ソフト付属の著作権フリー音源が底をつき、追加で購入するのがもったいないという貧乏臭い動機 から初めており、志の高い芸術志向の創造者の方々からすると完全な粗製濫造システムですが、とりあえず、映像の背景音源の供給体制は万全となりました。ACID Music Studio 9.0のトラック上にループ音源を貼り付けていくわけですが、 ループ音源がいっぱいあり、個別の内容まで把握しきれていませんので、疲労感が襲ってくるまでに"いい感じ"の組合せになるかどうかのくじ引きのような手法となっております。こうした手法を果たして創作活動と呼べるのかという疑念は強く残りますが、今後は、貰い物の電子ピアノにMIDI出力の存在を発見したこともあり、もう少しオリジナリティーのある音源にしていこうと思っているところです。 ジブで擦っている最中をスローにした映像シーンでは、前々からトーキングモジュレターを入れたいと思っていました。"歌ってみました"が市民権を得て定番化しておりますが、管理人は歌下手なので、"トーキングモジュってみました"を流行らそうと企んでいます。

総自研_撮影・編集関係_News

2015/03/24更新